No.33
ホノルルマラソン - 進化する大会
アスリートとしての参加
  今年はホノルルマラソン40回目の大会になりました。始めは167人の小さな大会から始まって、年々参加人数が増え10回大会で1万人、20回大会で3万人越え発展してきました。私が初めてホノルルへ行ったのは20回大会の時。その時は走らずに大会を見ただけでしたが、日本国内では、まだ大規模なマラソン大会がない時代だったので、3万人のランナーが走る光景に圧倒されました。それ以上にランナーが皆、楽しそうに走っている姿が印象的でした。翌年から私は走り、今回で19回目の参加になりました。でも最初に走った年は、まだ実業団の選手だったので勝負にこだわり、暑さと起伏のあるコースをこなすのに必死で、楽しむ余裕はありませんでしたね。
楽しんで走る大会
 あの頃のように一部のエリートランナーを除けば、ホノルルは楽しく走るランナーが多いように感じます。暖かい気候のおかげもあり、何時間かかっても走り続けてるランナーも少なくないですが、ゴールを目指すランナーがいる限り待ってくれる大会の根本は20年たっても変わりません。毎年最終は13~14時間かかっていますから待つ方も大変です。
 反面、時代の流れもあり変わったことも多々あります。私が始めに走った1994年は佐々木功監督の病気のこともあり、2位になった私の記事が日本で大きく取り上げられました。日本での火曜朝の一部の新聞では写真入りで掲載されましたが、レースの写真が間に合わず他の大会の写真が使われてました(しかも違うウェアを着てた!)今ではパソコンのメールでレース直後に送ってしまえるので、月曜夕刊ではキャスターの鳥越俊太郎さんがホノルルのゴール写真入りで掲載されてました。今はそんなの当たり前ですが・・・。
ランナーのマナー
 2000年の大会からは計測チップも使われるようになりました。それ以前の大会ではゴールタイムのみでしたので、スタートを通らず途中から参加する人や折り返しを通らない人がいるという噂も巷では飛び交ってました。一度、私が2時間台で走った時に、私の前に明らかに2時間台では走れないだろうランナー体型でない女性が数人ゴールして、さすがに問題視されました。もちろんその人達は入賞などとは考えていず完走賞のTシャツがほしかっただけだったと思いますが・・・でもそれが日本人だったというのが、ちょっと残念。それらを防ぐためにもチップが導入され今は悪い噂も耳にしなくなりました。
ランナーに優しい大会
 最近は携帯電話の普及で海外でも普通に使う人も多くなりました。前は日本から友人が来てても、互いの連絡とるのが大変で、会うのに一苦労した経験が何度もありますが、今は携帯で連絡が取り合えるようになり、気軽に友人とも会えるし便利になりました。また大会ではランナーの途中経過も携帯で調べられるようになり、応援の人で活用している人も多いようです。特にホノルルはゴール付近の10kmを過ぎてからのコースは、応援に行くのはちょっと大変なのでゴールのカピオラニ公園で待つ人が多いですが、いつ帰るかわからない状態で待っていた応援の人にとっては有り難いですね。
 これからも大会はどんどん進化していくでしょうが、今後もランナー皆に優しく、暖かい大会であり続けてほしいですね。
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