No.29
北海道全道大会を終えて
全道大会
 高校生の全道大会は6月下旬、帯広で行われました。今年の北海道は6月になっても暖かくならず、大会期間は10~15℃の寒さで見ている方は大変でしたが、長距離にとっては絶好の気象条件で好記録続出でした。特に男子の5000mでは初めてアフリカからの留学生が参加し13分台の北海道高校記録を出し、さらに他の選手にもよい刺激になったのか、例年14分台が一人出るか否かぐらいなのに、全国に出場できる6位までが14分台という、近年にない好記録でした。
別海の高校生の結果
 さて別海の高校生は4日間の帯広の大会に参加するのに1週間かけて行きます。今年は陸上部員の3分の2が出場しましたが、時間的も金銭的にも大変です。見に行く方も別海から220km離れているので、車で片道4時間かかり大変です。今回は期待している選手もいるので、私は3泊して見に行きました。期待している2年生は、まだ全国を狙えるほどのレベルではないのですが、まず決勝に行き、来年へのよい経験にして欲しいし、予選通過の力はあるはずと思って強く期待して行きました。しかし結果は予選落ち…「何故?」というタイムしか出せずに終わってしまいました。スタートが勝負の1500mでは、位置取りでメチャ押されたと尻込みしてしまうし、5000mにしても自己記録にもまったく及ばず、大会の雰囲気に飲まれてしまったようです。
勝負できない理由は
 別海の子達は、なかなか練習の成果を出せない子が多いですね。参加できる大会自体が少ないことも一因かと思いますが、それ以上に他の高校とも交流する機会もほとんどなく、陸の孤島状態なのもあるかもしれません。高校の同級生も、ほとんどが幼い頃から知っている子達ばかり。のんびりした土地柄のせいか、人と競るというのが苦手な子も多い気がします。特に今の2年生は幼稚園からずっと一緒の子が多く、仲が良いのは悪くないのですが、馴れ合で力関係も決まってしまい、練習でも勝負するという気持ちが欠けてる面がありますね。素直でよい子達が多いですが「欲」がなくて物足りなさを感じることも多々あります。
これからの課題
 ちゃんと練習をこなせているのに、結果が出せなくてはがゆい気持ちでいっぱいですが、大会で結果を出す、というのは練習だけではないのだということを、改めて感じさせられました。そういう精神的な面をどう教えていくのか…難しい課題です。でも高校生達には自分達の小さな世界で満足するのではなく、視野を広げ、自分の殻を破って、大きく羽ばたいて欲しいですね。
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