No.27
別海町の春
遠い春
 4月下旬からGWが終わるまで別海へ行き、今年も別海での生活が始まりました。今年の東京の冬は寒かったですが、比較的、雪の少ない別海もいつになく雪の多い年になり、春休みになっても競技場などが積雪で使えないため、毎日雪かきしていたようです。それでも競技場が使えるようになったのは4月中旬。思うように練習ができず、いらだちさえ感じました。私が行った時も、町の至る所に雪が残っていて、緑もなく殺風景な景色で、春はまだまだの気配で改めて東京とのギャップを感じました。この時期は例年、ぐずついた天気や晴れても冷たい風が吹くことが多く、決して過ごしやすいとは言えません。遠くに見える知床の山々も雪に覆われていて、家ではストーブに頼る生活です。今年はさらに寒い年にしか見れない白鳥が渡っていく姿も毎日のように見れるほどでした。エゾシカやキタキツネなどは当たり前に見えて、最近は余り感動もしませんが、滅多に見れない白鳥の飛ぶ光景には、目が釘付けになってしまいました。
一転して春の装い
 でも今年はGWに入ってからは、例年より暖かく10~15℃の毎日で過ごしやすかったです。北海道全体も急に暖かくなり、桜などの開花も一気に進み、旭川では桜の開花と満開が同じ日だったという現象まで起きていました。いつも連休中は茶色の景色ばかりで寂しく、連休後に一旦東京へ戻り、5月中旬に再び別海へ来る時には、緑がまぶしく一斉に花も咲いていて驚いていますが、今年は連休中に変わってしまいました。始めは目の錯覚?かと思うほど、日々、周りの緑の色が濃くなっていきました。連休後半には水仙などの花も咲き始め、わずか2週間の間に冬から春の景色に変わってしまい、改めて北海道の自然のすごさに驚きました。
春の息吹のような力を出して欲しい
 ついこの間まで、外で走れずにいた高校生も、連休中から大会が始まり、5月下旬には地区大会があり、そして6月下旬は全道大会と、シーズンまっただ中になってしまいます。レペなどの追い込み練習も数えるほどしかできず、決して満足のできる練習ではありません。関東近辺の選手のように冬でも当たり前のようにレペやインターバルをやっている姿を見ると、焦りがまったく感じないないわけではありませんが、できない環境の中では仕方ないことですね。でも冬期間に校内で身体作りをしてきた成果がきちっと出せれば走れるはずです。ずっと冬の厳しい寒さに耐えて一気に花咲く北海道の草花のように、冬に溜めてきた力を思う存分、発揮してくれることを期待したいですね。
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