No.24
高校生の冬休み
別海の冬季トレーニング
 北海道の中でも別海は比較的、雪は少ないのですが、冬の寒さは半端ではありません。最低気温はマイナス10℃前後、最高気温も氷点下の時もしばしば。日中でも外で走ることは大変で、学校内の廊下や階段を使った練習がほとんどです。もちろん、そういう地道な基礎体力作りも大切な練習です。でもやはり走ることが好きな選手にとっては、ストレスや不安もつのります。今冬は走りたい意欲の高校生のために、私の自宅での合宿を企画しました。長距離6人全員が希望したのですが、一度に全員を受け入れることが出来ないので、年末と年明けに分けて1週間の合宿を二回行いました。
競技への基本姿勢
写真1 別海高校生は部として泊まりがけで大会の遠征は行きますが、諸々の事情で町外に合宿には行きません。高校生の中には、合宿自体初めての子や東京へ来るのが初めての子もいたりで、ちょっと修学旅行気分もあったようです。練習自体はきちっとやれるのですが、時間に対してのんびりというか、ルーズというか、素早い行動ができず、私は何度注意したことか。元々、他の学校との交流も少なく、幼い頃から一緒の仲間との部活動は多少の馴れ合いもあり、厳しさに欠ける点が気にはなっていましたが、一日中一緒にいると、そういうことも目立ちました。時間厳守や挨拶など、当たり前の基本ができないと競技者としては失格なので、その辺からの教育でしたね。
冬季合宿
写真2 私と高校生の年齢差のギャップもあるのか、色々と手を焼かされることもありましたが、練習は頑張ってました。暖かい中で走れるのは嬉しいらしく、弱音を吐かずに一生懸命に走ってました。足立フレンドリーマラソンの10kmに参加したり、千葉の館山へ行き、砂浜や砂地の上り坂で走ったり、別海では体験出来ないような練習もこなしました。同じチームの藤野君にも合宿をサポートしてもらいましたが、オリンピック選手の私の話より、インターハイや箱根駅伝に出場した藤野君の話の方が、高校生には興味深いらしく、食い入るように色々と話しを聞いてましたね。
写真3 もちろん、たった1週間の合宿だけで競技力が上がるわけではありません。合宿での色々な体験をしたことを今後の練習に生かしてくれ、より一層冬期練習をすることが大事なことです。それができた選手は、きっと春には成果がでるはず。皆が競い合って、仲間同士でレベルアップしてほしいですね。
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