No.22
選手の成長
別海の秋
 9月から10月にかけての別海は、暑くもなく寒くもなく、気候が穏やかで安定していて過ごしやすく、走るのに、とても良い時期です。空も澄んだ日が多く、知床の山々が綺麗に見えるし、夕日に映える牧草地の景色も趣があります。また秋鮭や秋刀魚、ジャガイモやカボチャなど、美味しい食べ物も豊富で、9月の別海が私は一番好きです。イベントも満載で、町では町内駅伝やスポーツフェスティバルや、産業祭など、10月第1週のパイロットマラソンまで、毎週何らかのイベントが開催されてます。
練習とその成果
画像1 高校生もこの時期は、町のイベントに参加する傍ら、高体連の全道大会やパイロットマラソンの5kmに出場と盛りだくさんです。春から積んできた練習の成果を出せる時でもあります。きちっと練習してきた子達は、確実に走力はついてきているはずですが、全員が思うような成果を出すまでには至りませんでした。1年生の一人は中学からそれなりの成績で走っていたため、レースに対して変に構えてしまうようです。相手を気にしたり、ラップを気にしたり、余計なことを考えるあまり、思い切った走りができずに、自己記録は出せたものの、いまいちな結果に終わってしまいました。反面、高校から競技を始めた1年生の子は、ラップも気にせず、つけるとこまでついていく積極的なレースをして予想以上に大幅な記録更新してしまいました。また練習ではそれなりにやれているにも関わらず、練習をこなすのが精一杯なのか、何故?という結果しか出せない子もいました。なかなか計算通りに成果が出ないものです。レースでは走力だけでなく、精神的なものも大きく左右することを改めて感じますね。どうしたら各々の力を発揮させてあげられるか、指導する私の課題でもあります。
来年度への準備
画像2 パイロットマラソンが終わると、私の今年の別海での暮らしも終了です。今年はすでに知床の山には雪が降りました。秋は短く、すぐに冬がやってきます。高校生も外で走ることも難しくなり、室内での補強トレーニングなどが主になります。半年間、補強をしっかりやった子は身体つきも変わりますね。来春、しっかりと基礎体力をつけて一回り成長した高校生の姿を見られることを楽しみにしています。
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