No.19
思い出の合宿地
初めての北海道
 今年の北海道の高校全道大会は旭川の開催でした。道内といっても広くて、簡単に行き来できず、札幌近辺は年何回か訪れますが、旭川方面は、なかなか行く機会がありません。今回は、せっかく旭川まで行くのですから、この機会にと士別まで足を伸ばしました。士別市は旭川から50kmほど北の位置にあります。ここは以前から夏の陸上合宿のメッカで、私も別海へ行く前は、度々合宿をしていましたが、一番最初に訪れた北海道の地でもあります。
合宿の思い出
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練習で使った士別市陸上競技場
 私が大学生の頃は、それまで女子の長距離種目がなかった時代から、長距離・マラソン種目が正式種目になっていった時でした。大学4年の夏、女子選手を本格的に強化しようと、士別で行われる男子長距離選手の強化合宿に初めて女子選手の合宿を一緒に行う試みがありました。当時は、まだまだ選手層が薄く、大学生で長距離を走っているというだけで重宝されていましたので、それほど力がない私でも選抜してもらえました。初めての北海道、というだけでテンションが高かったですが、当時の日本のトップクラスの宗さん兄弟や喜多さんらと一緒に合宿というだけで、舞い上がるような気持ちでした。張り切りすぎて、無謀にも朝練習も男子に頑張ってついて走ったりして…3日目には早々と足を痛めて練習できなくなってしまった苦い思い出があります。
実業団に入るきっかけ
 自分の力のなさ、レベルの低さを痛感しましたが、男子実業団選手のレベルの高さに驚き、同じ競技でも世界が違う、自分が今までやってきたことは遊びのようなものだ――と大きな衝撃を受けました。普通なら、ここで競技をあきらめるのかもしれませんが、身の程知らずな私は、逆にこの合宿がきっかけで実業団で競技をやりたいという気持ちになったのです。
画像2 その後、実業団に入ってからも、数年間は士別で合宿をしていましたが、別海町で合宿するようになってから、足が遠のいてしまいました。1988年の士別ハーフマラソンに参加して以来、今回は本当に久しぶりでした。まだ6月というのに、すでに実業団チームが合宿していて、相変わらず人気のようでした。陸連合宿で泊まった旅館は改装され当時の面影はなく、ひたすら走ったランニングコースも改修され、変わってしまったことも多々ありましたが、町の雰囲気は変わりなく、とても懐かしく感慨深い気持ちに浸ることができました。
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改修されたランニングコース

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