No.12
季節に合わせたトレーニング
今夏の猛暑と疲労
 今年の夏は全国的に例年にない猛暑が続きました。暑さで思うように走り込めなかったランナーも多かったのではないでしょうか。やっと涼しくなってきて、夏の分も走り込もうと意気込んでいる人も多いかもしれません。しかし夏の疲れは涼しくなってきた頃に出てくるものです。今年のような猛暑で、たとえ走り込む距離が少なかったとしても、暑さで内臓などは疲労しています。
体調の把握とトレーニング
 疲労が取れない状態で練習を過度にやり過ぎてしまうと、本格的なマラソンシーズンになった時に、体調を崩してしまうことも多々あります。私も実業団時代に夏の疲労を上手く抜くことができず、秋の大会で失敗することが何度もありました。どちらかというと疲労が抜けた年明けのレースの方が良い結果を出していました。またフリーになってからも、年間を通して一番体調を崩す時期でした。涼しくなってきて気持ちよく走れるので、夏の疲労が残っていても、ついつい走り過ぎてしまうことも多かったためだと思います。10月は各地でマラソン大会も始まり、気持ちが先走る時期ですが、決して無理をせず、体調と相談しながら練習をして、本格的な大会シーズンに備えてください。
別海町の冬シーズン
 10月になると北海道は一気に寒くなります。私は毎年別海を、10月第1週のパイロットマラソンが終わると引き上げます。東京ではこれからがシーズン本番ですが、北海道は10月でマラソンシーズンをほとんど終えてしまいます。別海の高校生とも半年間お別れ。別海での冬期は思うように屋外で走れませんが、学校の廊下などで走ることや、補強などが主になります。地味な練習になりますが、そういう基礎体力作りが来季走れるためには大切です。
 夏季のじっくりとした走りこみ、冬の基礎トレーニング。きちっと練習を積み重ねた選手は、身体つきや動きが変わってきます。冬の半年見ないでいると、その成長ぶりが、よりわかるので、しばらく離れているのも悪いことばかりではないですね。今から、来春に会う子供たちの姿が楽しみです。
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