No.2
ホノルルマラソン
初めてのホノルルマラソン
 ホノルルマラソンは1994年に初めて走ってから、今年で16回目の参加になりました。日本国内でも、エリート選手から市民ランナーが3万人もの人が参加する東京マラソンがありますが、94年頃はお祭りのような大会は国内ではありませんでした。キリキリとした国内の大会と違い、南国の島での大会は、穏やかな気持ちにさせてくれました。とはいえ初参加の時は、私はまだ実業団に所属していたので、勝つことやタイムに執着していました。2位にしかなれなかったことに落ち込んでました。
心境の変化
 その後、実業団をやめ、今に至るまで、ケガや風邪などで体調が悪い時もありましたが、16年連続ホノルルマラソンを走ってきました。思うようなタイムが段々、出せなくなっていく自分に苛立ち、落ち込み、切れそうな気持ちに何度なったことか。それでも笑顔で走る多くのランナーを見るたび、「マラソン」とはなんだろう―――勝つことタイムだけしかなかった私にとって、ホノルルを走るたびに考えさせられました。それと同時に大会主催者側の人達と触れ合うことで、大会運営の色々な事も知りました。どれだけの人が大会のために動いているのか―――参加者が走るのが当たり前のようにしか考えていなかった私は、一つの大会の開催の大変さを目の当たりにしてきました。
ホノルルマラソンから学んだこと
 今は速く走れるわけではないですが、今の私が精一杯できる走りをすればよい、と思えるようになり走り続けています。そして市民ランナーの方々へアドバイスもできるようになりました。ホノルルで色々なことを学んだからだことが大きく影響していると思います。
 マラソンでの勝者は確かに素晴らしい。でも、勝者だけが全てではなく、それぞれが色々な目標を持ち、頑張って目標を達成できればよいのだと。3万人いれば3万のドラマがある。それがマラソンの魅力ではないでしょうか。
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